キャッシュフロー計算書の作成と雛形


キャッシュフローとは

キャッシュフロー(Cash flow)とは資金の流れのことを指し、期首時点に手許にあった資金から事業活動の結果最終的に手許に残った資金に至るまでの資金の増減原因(どれだけキャッシュが増加し、または減少したか)を示します。「



したがって例えば、期首時点に手元にあった80万円で商品を購入し、その商品を全て100万円で売却して期末に100万円手元に残っている場合のキャッシュフローは増加20万円となります。



キャッシュフローと利益の違い

利益とは損益計算書で計算されるもので売上高から売上原価と減価償却費その他の経費を差し引いて計算されます。それに対してキャッシュフローとは、キャッシュフロー計算書で計算されるものでキャッシュの流入から流出を差し引いて計算されます。

また、利益は発生主義により現金収支とは無関係に計算されますが、キャッシュは現金の収支という事実に基いて計算されます。したがって利益は意見であるのに対してキャッシュは事実であるとよく言われます。



キャッシュフローは企業価値を示す

上場会社の企業価値を評価する際によく使われるのが「時価総額」です。時価総額とは、その会社の株価を発行済株式数で乗じたものです。株価が変動する要因にはいろいろありますが、キャッシュフローが大きくプラスでそれに伴って現預金残高も増加している事業年度は総じて株価が高い水準で推移します。利益は水物ですがキャッシュは事実であるためキャッシュフローの大きなプラスは投資家から高く評価されるためです。


『キャッシュの期首残高+キャッシュの当期増加額=キャッシュの期末残高』
∴キャッシュの期末残高が増加傾向にある会社は良い会社と市場で評価され、株価が上がる



キャッシュ・インフローとは

キャッシュ・インフローとは、キャッシュフローを構成する資金の流入のことをいいます。

キャッシュ・インフローは、主に営業活動による売上代金の回収がそれに該当しますが、営業活動だけに係わらず、株主からの出資による資金の増加、銀行借入等による資金の増加も全てキャッシュ・インフローに該当します。上の具体例で言えば100万円の入金がキャッシュ・インフローになります。



キャッシュ・アウトフローとは

次にキャッシュ・アウトフローとは、キャッシュフローを構成する資金の流出をいいます。

キャッシュ・アウトフローは、商品販売業であれば商品の仕入代金の支払いや店舗の賃借料の支払い、従業員の給料の支払いなどが該当します。なお、損益計算書販売費一般管理費の多くがキャッシュ・アウトフローとなりますが、減価償却費や評価損、引当金の繰入などのように損益計算書に費用として計上されているにも係わらず資金の流出を伴わない、すなわちキャッシュアウトフローには該当しない費用もあります。

詳細 減価償却費(非資金費用)の調整


フリーキャッシュフロー

キャッシュフローについて考える上で重要なのがフリーキャッシュフローという概念です。詳細はこちらをご覧ください。


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