キャッシュフロー計算書の作成と雛形

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固定資産を購入した場合のキャッシュフロー計算書の記載

固定資産を購入した場合、代金を現金又は預金の口座振込み等で全額支払った場合には、その支払った日の属する事業年度において、固定資産の取得によるキャッシュフローとして投資活動によるキャッシュフローの部に記載されます。それに対して、その固定資産の購入に際してその購入日と代金の決済日が事業年度をまたいでしまった場合や、割賦購入をした場合のキャッシュフロー計算書の記載は次のようになります。


固定資産を取得時一括払いで購入した場合

機械を購入し、その検収と同時に代金を現金一括払いで購入した場合には上述のとおり、その取得に要した金額が投資活動によるキャッシュフローに記載されます。


固定資産を一括後払いで購入した場合

機械を購入し、その代金を半年後に支払うというような後払い契約で機械を購入した場合に、その6ヵ月後に支払う代金をキャッシュフロー計算書 のどの区分に記載するかには次の二つの考え方があります。なお、どちらの方法を採用するかについては、業界やその会社の取引慣行等を考慮して判断すること になります。


  1. その支払いを6ヶ月間の返済猶予を受けたものと考えて財務活動によるキャッシュフローの区分に記載
  2. 機械という固定資産の取得に伴う支払いとして通常どおり投資活動によるキャッシュフローの区分に記載

固定資産を割賦販売で購入した場合

一方、機械を毎月60回分割払いというような割賦契約により購入した場合には、財務取引としての性格が強いため、財務活動によるキャッシュフローの区分に記載します。








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